キミとの出会い


「愛って日を増すごとに、壊れていくの?」
震えた声で言った。
目からは涙がたくさん出てくる。

「こんなになるなら、片想いの方がマシだよ。」
ケータイを持っている手が、ガタガタ震えた。
「こんなに想っているのに。ゆーだいくんのバカ。」


ゴールデンウイークは、
ゆーだいくんが友達を優先して逢えなかった。
ウチもそうしちゃっていた。

5月は逢えないって言われていた。

「ウチの誕生日、忘れられちゃったかな…?」

彼女より、釣り。

ウチは魚以下だったんだね。



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