進め!演劇部2011
「ところで大樹、アンタんとこのちるみどうしたのよ?」
「ちるみがどうしたんすか?」
ちるみがどうしたんだろ?
「何で連れて来なかったのかって話よ。」
はぁ?連れて来なきゃあダメだったんすか!?
「え?連れて来なきゃあダメだったんすか?」
「決まってるじゃあないの。そのためにアンタ呼んだようなものだし。ねぇ弥宵。」
「もち!大樹はちるみさん要員だよ(笑)」
そっそんなぁ~。それがここでのオレの存在意義なんすか(泣)
「まあジョークはこのへんにしといてだよ大樹、1杯いこうじゃあないかぁ。」
「ちょっやめてくださいよ銭形先輩、オレまだ未成年っすよ?」
「なぁに固いこと言ってんのよ!私の酌じゃあ呑めないっての!?」
だから未成年は呑めないんだって~!
「雷夏の酌で呑めないなら私の酌ならどうかしらぁ?」
「城戸先輩も知ってるでしょ?オレまだ呑めないのを!」
ジャキィッ
「グダグダうっさいわねぇ。私達が呑めって言ってんだから呑みなさいよスカタン!」
ちょっモデルガン突き付けて脅すとか反則でしょ!
「うっわ~弥宵アウトローだね♪なんかカッコいいよ!」
「でっしょ~杏香♪」
この人達完全に酔ってる!いや酔ってなくてもこんなんだっけ!?呑まなきゃあいけないのか?
「ヒック・・・らいたいねぇ大樹ぃ、法律とわたひ達の命令、ろっちがらいじな訳?」
やっぱり銭形先輩酔ってるよ!
「ほ、法律に決まってるっす!」
「ふぇ~ん、らいきのバカに嫌われたぁ~!HEEEEYYYYあァァァんまりだァァァァ!」
泣き出したよ!酔うと泣き上戸になんのかよ銭形先輩は!
「な~に女の子泣かせてんのよこのアホ!」
「お、先に楽しんでんじゃあねぇか!ずりぃぞ原田。」
霧隠先輩はこのカオスのどこを見て楽しんでるって思ってんだよ。
「助けてくださいよ霧隠先輩!実はかくかくしかじか。」
「そりゃあ空気を読まないお前が悪い!ここは空気を読んで呑むところだ!」
この人何行っちゃってんの!
パヒョッ
「違うでしょ才太。原田君も悪かったわね。ウチの杏香たちが迷惑かけて。」
よかった猿飛先輩は常識あったよ
「ん、これ美味しそうだね。」
ヒョイっ パクッ
「ヒック、まさかラム酒入りチョコだったとは!こんなんじゃものたりなぁい!もっと持ってこいやぁぁぁぁぁ!!!」
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