夜空
*1*
「…好き?」
「ああ」
「ほんと?」
「うん」
こんなヤリトリ
私には必要ない
彼氏は冷めてる
私のことは好きじゃない
「…そっか」
そんなんわかってても
切れないのが私
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私は17歳の
高校2年生
名前は
中野 沙羅
なかの さら
彼氏も同じ17歳
名前は
高橋 尋斗
たかはし ひろと
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「あ、じゃあ私もう帰るよ。ごめんね」
「あぁうん」
じゃあね
も無ければ
送るすらしない
いいの
私は尋くんが好きなの
いいの
ガチャ…
外に出ると
眩しい太陽がキラキラしてる
「眩しい…」
とぼとぼ歩いて
駅に向かう
「…あ、綺麗…」
ふと横を見ると
お花屋さん
花達がニコニコ笑ってる気がした
「あの、花束!綺麗に花束作ってください!」
「…こんな感じでよろしいでしょうか?」
「はい!ありがとうございますっ」
なんか
わからないけど
花束が欲しくなった