君と私とときどき君と



土方「ちっ」



実瑠「ててて、てめえええええ!!何舌打ちしてやがんの!あああ、畳が!もしあたしがよけなかったらどどどどうなってたとおもおも、思ってたの、びび、びっくりしたじゃん!」


恐怖のあまり呂律がうまく回っていない。
土方が刀を持ち上げる。刀の刺さっていた畳は、隙間から覗くと冷たそうな土・・・そう、地面が見えていた。


恐ろしい。




土方「すまねぇな。加減するつもりは全くなかったもんで。」



そんな涼しげに微笑んでくれるな。元がイケメンだとどうしようもないわ、ボケ!ハゲろ!


悪口は心の中にとどめておく。
うん、言ったら何されるかわかったもんじゃない。
そして隣にいたはずの山崎はいつの間にか消えており、山崎の居た場所には『仕事まだ残ってるんで、実瑠はお任せします~グッパイ!』と書かれた紙が置いてあり・・・アノヤロウ。







近藤「相性もいいことだし、トシの小姓でいいじゃないか。」


どこが、と突っ込む前に近藤は逃げて行った。逃げ足はやっ!





残るは土方・・・そしてわたくし。





・・・助けてー





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