最愛の人
「ふふふ。
それだけ奥さんが好きなのね。
試した回があったわぁ!
和馬とは結婚するの。
あんたなんてこれっぽっちも
気持ちないわ!
早く奥さんの所に言って!」
沙也加は、歩きだした。
早く行かないと。
輝愛…待っててすぐ行くから。
輝愛は部屋に入って泣いていた。
なんで?
どうして?
私、奥さんだよ?
浮気を許せるほど私は強くない。
いつの間にか眠っていた輝愛。
目が覚めると直孝がいた。
「なんで帰って来るのよ?」