ラストイニング・延長戦
「谷村が、ぜひ篠原を見てくれ。役に立つからって言われたけど、半信半疑で面接官の立場にたったけど…。正直、ここまで凄いとは思わなかったよ…。」。

今井が言い終わらないうちに、奈月の声が響いた。

「ダメダメ!今度は、前に治したグローブの高さが変わる癖が出たー!やる気あんのー!」。

「いろんな意味で…凄いですね。」。

谷村は、ため息混じりに言うと、頭を下げ今井の隣りを離れ、奈月の方へ歩み出した。
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