《番外編》新撰組と鬼の娘
夜魅side
『はっ………へくちっ!』
く、くしゃみ……?
誰か私のことでも噂してるのかしら…?
総「くしゃみ?大丈夫、風邪?」
『あ、いえ。風邪じゃないですよ。』
総「そう?……てゆか、初めて夜魅ちゃんのくしゃみ聞いた。くしゃみも可愛いんだね?」
……それ。
褒めてくれているのかしら…?
まぁ、いいわ。
『そんなことより!何処行くんですか??』
さっきっから教えてくれないんですよ。
総「だから、お散歩って言ったじゃないか。」
『でもどこかにむかってますよね!?』
さっきっから、それの繰り返し……。
総「……秘密の場所だよ。」
『秘密の、場所………?』
教えてくれたと思ったら、それっきり何にも教えてくれない。
私は諦めてついていった。