ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜
翌日、土曜午前、取材。
テレビ同様なんなくクリアし、事務所の《チェリー控え室》で蒔多の電話を待った。
用意されていた弁当も喉を通らず、佑季、アリエルが帰ってすぐにオレのケータイが鳴った。
「もしもし」
『オレ、蒔多。事務所の近くはヤバイから、ハチ公前まで来い』
「ハチ公!?」
『バカ、なるべく目立つ方がいいんだよ。すぐ来いよ』
それだけ言われ、通話が切れた。
目立ちはするが、今時ハチ公って…アリかよ?
どうやら昨日淡い期待を寄せていた、蒔多の気が変わるという選択肢はなくなったらしい。
こうなったら仕方ない。
ロングスカートOK、パッド入りブラOK、キャミOK。
バッグに黒沢さんから調達していたメイク道具を持ち、大きめのサングラスをかけ、事務所を出た。
テレビ同様なんなくクリアし、事務所の《チェリー控え室》で蒔多の電話を待った。
用意されていた弁当も喉を通らず、佑季、アリエルが帰ってすぐにオレのケータイが鳴った。
「もしもし」
『オレ、蒔多。事務所の近くはヤバイから、ハチ公前まで来い』
「ハチ公!?」
『バカ、なるべく目立つ方がいいんだよ。すぐ来いよ』
それだけ言われ、通話が切れた。
目立ちはするが、今時ハチ公って…アリかよ?
どうやら昨日淡い期待を寄せていた、蒔多の気が変わるという選択肢はなくなったらしい。
こうなったら仕方ない。
ロングスカートOK、パッド入りブラOK、キャミOK。
バッグに黒沢さんから調達していたメイク道具を持ち、大きめのサングラスをかけ、事務所を出た。