いつか あの星のように…


最近、みんなにむかついて仕方がない。
行動も、仕草も、言葉も。

またイラついてきて、ついポケットからタバコ。
───ふぅ~。…!?
…頭が痛い。どうしよう…
急に頭痛が私を襲ってきた。
私は頭痛薬の在処の記憶をたどって、とっさに机の引き出しの中を探した。
頭痛の原因はきっと寝不足。
ここ何日かは寝てないから。
でも、それにしても一番ひどい頭痛だった。

「あった…!!」
頭痛薬はっけーん★!
かと思いきや、便秘薬。…笑
しょうがないから寝て、安静にしてようて決めた。
とにかく私服から部屋着のスウェットに着替える。

上着を脱いだとき…。

ぽろっ……
「!?」…

私の着てたパーカーのフードから小さなメモが落ちてきた。

そこには……

 めっちゃ可愛いくて、
 僕のタイプだったんで、よかったら
 ここに連絡ください。★

 ----@.jp
 090-xxxx-xxxx  」


ビックリした…。
すべての内容に。
私を可愛いと思ってくれる人がいたこと。私に光がみえたこと。

でもこの頃は気づかなかった。
自分のことしか考えていないこと、そしてただがむしゃらに幸せを求めて突っ走ってるだけのことに。

私はその宛先に、何も考えず連絡をしてしまった。


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