いつか
あの星のように…
「お邪魔しまーす」
「どうぞ、あがって」
蓮太のうちには誰もいなかった。
「一人暮らしなんですか?」
「まあそんなもんだよな、あんま親帰ってこねぇからな。あ、俺の部屋ここね♪」
蓮太についていくと蓮太の部屋へ案内された。
「ゆっくりしていって☆」
「ありがとうございます」
蓮太の部屋は、至ってシンプルで、落ち着いたモノトーンで揃っていた。
……。
「いきなりだけどさ、菜摘ちゃん、俺と付き合ってくんないかな?」
「えっ…でも」
「やっぱ俺じゃだめだよな、今日会ったばっかだもんな、ごめん」
「いや…!!わたしで…よければ…♪」
いきなりの告白だったけど私は戸惑い混じりからの、もちろんOKだった。
今はただ、仲間、わたしの味方がほしかっただけだったから。
そのためならどんなことでもしてやろうと思えた
。
「まぢで?本当にありがとうー♪じゃあよろしくな♪蓮太ってちゃんと呼べよな★菜摘♪」
ドキドキ…
こうして2人は付き合い始めた。
はずだった──