いつか あの星のように…

ただ彼氏がほしくて。
まわりと同じ風になりたくて。
その一心だけでバカバカしくこんなに必死になっている自分がいた。

誰かからの愛がほしくて……
味方が欲しくて……
自分を受け入れてくれる人がいて欲しくて……

だから…、だから──!
好きでもない人と、付き合ってしまったりしたんだ。
そんな私を誰一人止めてくれる人なんているはずがない。
自分でも止めることは出来ない。止めない。
でも私はそれでよかった。

それに気づかない自分が、変われたと勘違いしてるから。
私が好きじゃなくても、彼が好きじゃなくても、私と付き合ってくれる人がいたから…。

今の自分はそれが一番幸せだった。
それがよかったから───


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