いつか あの星のように…

「そろそろ行くか☆」
「うん」
私たちは水族館にむかって歩き出した。
ここらへんにはスーパー、カラオケ、たくさんあるから、知ってる人が結構いる。
でも、この一変した私には誰一人気づかない。
なんか嬉しかった。

すると──
蓮太が立ち止まった…。
「れい…か──」
今、なんていった?
小声だったからよく聞き取れなかった。──
蓮太はあ然として、私が蓮太の顔の前で手を振っても、まだうごかない。
でも私は気づいた。
蓮太の視線の先には、高校生くらいの、金髪でピアスはジャラジャラ…。
バッサバサのつけまをつけて、一言でいえば、渋谷なんかならどこにでもいるギャル。
身長は160くらい。
たしかに細くてきれいだった。
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