いつか あの星のように…

相手が蓮太に気づいた。
「おぉ!蓮太じゃん★どうしたんだよ──」
「えっと……その…」
私はこの場にいるのが申し訳なかった。
「誰──?この女。」
金髪の女は私にガンつけて蓮太を睨む。
蓮太はなかなか顔を上げない。
こんなに小さい蓮太を見たのは初めて。
「礼華、待てよ!違うんだよ」
「何がちげぇんだよ!もう蓮太とは別れるよ。あたしのアドレスも、番号も全部消して。もうあたしに連絡しないで。──で、二度と視界に入ってくんな。わかったらとっとと消えろ」
どうゆうこと──?…
蓮太。礼華ってひとは、蓮太の彼女だったんだよね?
なんでいってくれなかったの?
「ごめん…菜摘───」
「…」
「…俺ら、別れよう」
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