いつか あの星のように…

クラス表をもらい、クラス確認。
今年の学年は8クラス。
その中で私のクラスは1年3組。
高校は、中学より机もらい教室も大きい。
新しい教室も新しいクラスメイトも遠く見えた。

席は……
うわぁ。一番前。


「はぁ~いみんな席着いて!」
先生が入ってきた。
みんなが一斉に席に着く。

「はじめまして。3組担任の長谷川妙子です★みんな一年間よろしくね。」
先生は黒板に「はせがわたえこ」と、自分の名前を書いた。
女の先生で、40歳くらい。
綺麗っちゃ綺麗──。


私の席の隣は、女の子。

町田愛香──。
可愛くて、女の私でも惚れてしまいそうなくらい美人。

「名前なんていうの?」
まさかの、町田さんから私に話しかけてくれた。
「あ、えっと…波瀬菜摘です★」
これでも精一杯の自己紹介。
息がだんだん上がってくる。
「波瀬さんね♪私は町田愛香!よろしく」
「あ、はい」
町田さん、睫毛なっがいなぁ~!羨ましいっ←!
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