いつか あの星のように…

視界



──12月。

季節は冬になり、街はクリスマスの雰囲気でいっぱいに飾られで、賑やかになっていた。

クリスマスと言えば、やっぱ彼氏がいないと!……
っつっても私には彼氏なんかいない。


彼氏いない歴──16年。
幸せなChristmasなど、送ったことがない私は、今年のこのChristmasはなぜか、とても期待してしまった。
いつもは毎年、クリスマスなんか気にしてもいなかったのに。
今年はなぜか、いろいろ妄想してしまう。
思春期のせいかな?
彼氏とクリスマスは過ごしたい。

家で1人のクリスマスなんてやだ!!
せめて友達と─…!
この年で無邪気になるのも恥ずかしい。
…けど決めた!


瑠斗に告白するって事。


< 55 / 56 >

この作品をシェア

pagetop