キミに捧ぐⅡ



「まずは食べよう!せっかく一緒に作ったんだからさ」



「そうですね。
早く食べちゃいましょう!」


私と先生はそれまでの空気を吹き飛ばすぐらいの勢いで明るく振る舞った







「ん~!おいしい!」



「すっげえうめぇな!」


たまに作る料理のはずなのに先生と食べるとこんなにもおいしく感じる


「おお!こっちもうまい!!」



「本当!おいしい」



「俺らやべえな、うますぎだな」


私は頭をこくこく動かして頷く



その頭を先生が撫でてくれる



こんな些細なことが幸せ



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