キミに捧ぐⅡ



長い長い触れてるだけのキス


ただそれだけでこの人に酔いしれる


「ん、はっ…」

息が続かない


「鼻で息するんだ」

そう教えてくれた


「うん…」


私が返事をするとゆっくり近づいてくる悠真さんのかっこいい顔



何度も何度も角度を変えてついばむようにキスをする


まるで求められているようで気持ちが高まってくる


だんだん深くなってくるキス


前も感じたこの感覚


生暖かい舌が口内を動き回り、私のものと絡み合う


それに従って私も頑張って合わせてみる



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