キミに捧ぐⅡ



気づけば手が伸びていた


「きゃっ!な、何して!?」

瞬間、楓の体が大きく動いた


「…あ、ごめん
なんか自然と、さ」



「えっ危ないよそれ!」



「いや、健全だな」

当たり前だ

好きな女が裸でいるんだから

触れたいに決まってる


「抑えてるんだからむしろ褒めて欲しいな」

鏡越しに目が合う


でも楓はすぐに目を逸らした



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