キミに捧ぐⅡ



「まったく…かわいいな」



「何言ってんの!?」



「はいはい洗うから動かないでー」


「もう…」









それから何とか楓と自分を洗い終え、俺はもう一度浴槽に浸かった


「ふぃ~きもちいー」



「…」

相変わらず楓はこっちに背中を向けている


…つまんねぇの

俺はもう楓のほうを向いているのに


「なあ、こっち向けよー」



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