キミに捧ぐⅡ



「むーりー」



「………」

そろそろ寂しくなってきた俺は強行手段に出た


楓の腕を掴み、強く引っ張った


「は…」

ぽかんとしてる


「これならいいだろ
こっち向いてないし」



「いや、そういう問題じゃないでしょうよ……」

俺の足の上に楓が乗っている感じ

「まあまあいいだろ」



「う、ん…微妙かな……」

良くも悪くもなく。


「ぁ…」

突然何かに気づいたように少し動き出した


「き、気にしないでくれ…仕方ない。」

そう、仕方ないことだ

男のアレだから!!


「……ん」



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