キミに捧ぐⅡ
俺が俺でなくなるような感覚
間違いなく俺の『好き』のほうがでかいと言い切れる程の
「…決まってる」
結局最初から答えなんて1つしかないんだ
いろんなことを考えたって結んだ先には『好き』の気持ちだけ
あ、服着てる…
「…楓」
ぼーっと何もしずに座っていた楓に声をかけた
「!」
こっちを向いた楓は、髪が濡れていて、頬は薄ピンク、あくびをしたのか少しだけ潤んだ瞳
思わず生唾を飲み込んだ
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