キミに捧ぐⅡ
ああ―――…これが愛しさか
すぐ先程までは穏やかな気持ちでいられたのに…
楓の行動一つでこんなに心が揺れる
何もかもめちゃくちゃにしてしまいたい。
壊れてしまうほど激しく。
他のことなんか考えられないように…
俺だけでいっぱいになるほど深く。
でもそれ以上に楓を大切にしたいと思う俺がいる
「かえで……」
顔を上げればすぐそこには楓が
自然と視線が絡み合う
チュ…
恥ずかしがりながらも微笑みながら応えてくれる
好きだ