キミに捧ぐⅡ
きっと私の予想通りの人物なので確認すべく、玄関にいる悠真さんの近くによった
「ったく…」
悪態をつきながらも悠真さんはちゃんと扉をあける
「おっせーって!
俺いじられキャラじゃないんだけど!」
その人は言う
見えたその顔に私は苦笑いしかない
「やっぱり…」
「おっ!!やっぱいたか!おはよっ楓」
「おはよう…颯兄ちゃん……」
あぁ…小さい頃の記憶と今の颯兄ちゃんが合わない……
何か崩れていく音がするのは気のせい?
◇◇◇
「で?何か用だった?」
悠真さん、机をはさんで私と颯兄ちゃん