キミに捧ぐⅡ
そういえば葉月がこういうのって初めてだな
先生と一緒に……か
ククッ
顔がにやけてくる
「いいんです!やりましょう!!」
声が弾んでるようだ
葉月が嬉しそうだと俺も嬉しい
「気を付けて下さいね」
「お前こそ」
俺は火の係、葉月は切る係
「お!すげぇ…」
トントントン…とリズム良く包丁の音を出し、だんだんと野菜が小さくなっていく
しかもきれいに切れてやがる…
やべえな、こんなに料理できる彼女なんて…!