キミに捧ぐⅡ




「はっ!?」




「お前もそうだけどよ
ふたりして幸せですって顔されて…何だよ俺邪魔者!」




「あぁ、まあ…邪魔くさいけど」



いきなり話逸れたから!




「つーことで俺帰るわ」




「ふーん………バイバイ」



いきなりそんなこと言い出したけど俺的にはありがたい





「えー!!何でそんなにあっさりしてんだよ!」




「ごめん、本音が」




「なんだよ!!早く帰れってか!?


いいよいいよ。分かってるさ。お前がそんなやつだってことぐらい!



ほんとに帰るからなー!」




早く帰れ、ばか




俺はいつも別れるときするように片手を挙げる



すると颯大は少しだけプリプリしながら足を進めた。


たぶん楓だろう




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