キミに捧ぐⅡ
楓がいてくれたらいい、と思うから
「…悠真さん………。近いうちに必ず話しますから。」
「…うん」
そう言ってくれただけで、充分だよ。
「なあ…明日出かけようか?」
「え?ほんとに?」
「うん。ちょっと遠出になるけど、」
「行きたい!」
元気よく答えた楓にホッとする
「んじゃぁ…明日までに考えといて?行きたいとこ」
「うん。」
返事をすると早速うーんとうなり出す。
見ていると、
遊園地…水族館…海…と、たくさん候補があがってきている。
こりゃ決めるのに時間かかりそうだな。
そう笑った俺だが、確かに俺も…楽しみだ