キミに捧ぐⅡ



「ずっと一緒にいような」

ずっとそばにいてほしい

こんなにも好きなんだ

もうお前じゃなきゃイヤだ



俺は葉月も同じ気持ちでいてくれてると信じてた



でも葉月は笑うだけで


うん、とか


もちろんだよ、とか


答えてはくれなかった……














「いっ!た…」



「大丈夫か?!」

俺がそばまでいくと、指から血が垂れていた


「あー…切っちゃいました…」

ははは、と、おどけて笑う


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