私だけを見て…


「つ、付き合ってぇぇぇ!!??」


あまりに大きな声で叫ぶから一気に注目を浴びてしまった


「ちょっと!!声でかすぎ!!」


「だ、だってお前が…つ、付き合ってなんて言うから」


「ほ・う・か・ご!!か・い・も・の!!」


「放課後?買い物?……あ、あぁ!!買い物ね!!分かった、分かった」


「じゃ放課後ね」


そそくさとその場を去る私の後ろで、宗介が冷や汗をかいていたことなど知る由もない



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