私だけを見て…
「だから俺があいつと別れた時、あんたは絶対俺に告白してくるって、そう思ってた。なのに…別れた途端、何の連絡もないし、学校でも話さないし…」
「先輩、何でそんなこと言うの…?私がどんな想いで先輩を見ていたか、先輩の幸せをただひたすら願って、そのためには私が近くにいちゃいけないって…」
そこまで言った瞬間、私は先輩に抱きしめられていた
思わず持っていた箸を落としてしまう
「先輩…?」
「俺は、お前がそばにいないと、お前と一緒じゃないと幸せになんてなれないから…」
その言葉を聞いて、私も先輩を抱きしめた
.