白緑蝶"Ice green butterfly
「任せて・・・」

彼女は席を立ち、空の腕を取る

「ねえ、今夜
 そっち行っていい?」

そう彼女は、雰囲気こそ違うが
いつかの女性。

「今夜は、無理」

「最近、忙しいの
 それとも、女?」

「見て、分かるだろう
 
 毎夜、仕事で女抱いてる時間
 なんかねえよ」

「じゃあ、仕方ないわね
 他、あたるわ」

「ああ、そうしてくれ」

そう、俺にはそんな時間ねえよ

ズボンのポケット
携帯電話に触れる、手。

俺・・・?
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