白緑蝶"Ice green butterfly
「どうして、マスミとは
 何でもないよ」

起き上がり、ベッドの背もたれ
に深く、もたれるソラ。

「二度と会うな
 
 わかったな」

「わかんないよ

 マスミとは親戚だもん」

「親戚?」

私が事情を説明すると、ソラは
首を傾げながらも、理解はして
くれたものの言うことは同じ。

「姉ちゃんの旦那が
 カッちゃん

 カッちゃんは
 マスミの兄貴・・・

 分かったけど
 二人きりでは、会うな

 姉ちゃんに
 付き合ってもらえ」

「わたし
 22歳なんですけど?
  
 元彼に会うのに
 保護者付きですか?」
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