白緑蝶"Ice green butterfly
テーブルに置かれたコップに
丸めた紙を手に持つ、ケイト。

「こんな切れ端に
 歌詞でも書いてたの?

 どれどれ・・・

 何、これ」

「ケイト、それは・・・」

テーブルに置かれた
携帯電話。

「これで、分かったわ
 そういうこと

 昔の女とやり直すから
 いらなくなった女を
 清算してるってわけね」

「違う、俺の好きな女は
 ウズキじゃない」

「彼女に、また曲でも
 書いてあげれば
 
 付き合ってられない」
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