白緑蝶"Ice green butterfly
「でも、後悔はしてないわ
 私には、貴方が必要だから」

「俺の才能が
 必要なんだろう?」

俺の言葉に、微笑む卯月。

「才能のひとつやふたつ
 私に分けてくれたって
 いいでしょう・・・

 貴方は私のこと
 待っていてくれると
 そう、信じてた・・・」

泣くな・・・

「ケイトさんだっけ?
 
 わたし、ずっと
 貴方の歌を歌う彼女が
 妬ましく羨ましかった

 貴方の帰りを待ってる人は
 彼女なんでしょう?

 二人、とってもお似合いね
 ・・・・・・」

微笑みながら、泣くなよ・・・
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