白緑蝶"Ice green butterfly
笑いながら夜の街を歩く
二人の後を、私は付いて行く

私の背中に突き刺す

瞳・・・

わたし

本気なんかじゃ

・・・ないから


停まるタクシーに乗車する
のは、百枝。

「じゃあね、モモ
 ヤマトに、よろしく」

「モモ、おやすみ」

「また連絡する
 じゃあね、おやすみ」

走り出すタクシーの窓から
手を振る百枝。

彼女は、彼氏の元へと
消えていく・・・
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