白緑蝶"Ice green butterfly
「俺の優しさが・・・
 傷つける?」

「そう、貴方は私が望む事
 その全てを何でも許してくれた

 何を言っても、いいよいいよ

 でも、それはまるで
 私に何の関心もないように
 取れ、私は悲しかった・・」

卯月の瞳から止め処なく溢れ
次々に零れ落ちる涙。

「ウズキ・・・」

「貴方がダメだ、やめろと
 言ったのは音楽だけ・・・

 私ね、その言葉を嬉しいと
 思ったのよ

 変でしょう?
 だけど、そう思ったの

 だから、音楽を捨て貴方の
 傍にずっと居よう

 ソラの元へは戻らない
 戻らなくてもいい
 
 そう思った・・・」
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