白緑蝶"Ice green butterfly
私の唇を塞ぐ手を退けた咲は
話し出す。
「デビュー当初から仲良くさせ
てもらっている雑誌の編集長
さんがコラム連載をオッケー
してくれたら譲ってくれる
ってね
ヒワちゃん
この私を見くびらないで
くれるぅ」
「みくびるどころか、これって
神の領域じゃない
すごい強運・・・」
「まあね」
『・・・
ソラの、ソレイロリアの
再生・復活の場に
私は、相応しくない』
ドアに触れる、私の手。
私の左腕を掴む、咲。
「運転手さん(止めて)」
「・・・急いでください
ヒワ、逃がさないわよ」
話し出す。
「デビュー当初から仲良くさせ
てもらっている雑誌の編集長
さんがコラム連載をオッケー
してくれたら譲ってくれる
ってね
ヒワちゃん
この私を見くびらないで
くれるぅ」
「みくびるどころか、これって
神の領域じゃない
すごい強運・・・」
「まあね」
『・・・
ソラの、ソレイロリアの
再生・復活の場に
私は、相応しくない』
ドアに触れる、私の手。
私の左腕を掴む、咲。
「運転手さん(止めて)」
「・・・急いでください
ヒワ、逃がさないわよ」