白緑蝶"Ice green butterfly
「服、引っ張らないでね
ヒワ、あっち
暗い方行こう
ほらっ、急いで」
小雨の中、咲に手を引かれて
帰宅するファンの合間を小走り
で抜けて行くと聞こえる声。
「待って」
綺麗な集団の人達に行く手を
阻まれてしまう。
「アナタ、ソラの彼女?」
その中で一番目立つ女性
がそう言った。
その言葉に、一斉に私を
見つめるファンの視線。
外灯の下、この私を
睨み付ける視線が痛い。
「えっ、違うよ
あっ、きっと
服が透けてたから
貸してくれたんだと思う
これは、後で返し・・・」
「なんだぁ、そっか
ソラ、優しい」
ヒワ、あっち
暗い方行こう
ほらっ、急いで」
小雨の中、咲に手を引かれて
帰宅するファンの合間を小走り
で抜けて行くと聞こえる声。
「待って」
綺麗な集団の人達に行く手を
阻まれてしまう。
「アナタ、ソラの彼女?」
その中で一番目立つ女性
がそう言った。
その言葉に、一斉に私を
見つめるファンの視線。
外灯の下、この私を
睨み付ける視線が痛い。
「えっ、違うよ
あっ、きっと
服が透けてたから
貸してくれたんだと思う
これは、後で返し・・・」
「なんだぁ、そっか
ソラ、優しい」