白緑蝶"Ice green butterfly
私は出ていた椅子に足を取られ
後ろ向きに倒れそうになる。
「ユラ、危ない」
貴方が差し出した腕を掴んだ
まま、私は尻もちをついてた。
「ほんと
危なっかしい奴
立てるか?」
繋いだ手
温かい・・・
貴方が引き寄せる手を
気づけば私も引いてた。
綱引きのように何度か
繰り返される。
「何、してんの?」
「今夜は帰りたくない
だめ?」
「駄目だ、ほらっ立て」
「帰っても・・・
ソラ、いないもん」
後ろ向きに倒れそうになる。
「ユラ、危ない」
貴方が差し出した腕を掴んだ
まま、私は尻もちをついてた。
「ほんと
危なっかしい奴
立てるか?」
繋いだ手
温かい・・・
貴方が引き寄せる手を
気づけば私も引いてた。
綱引きのように何度か
繰り返される。
「何、してんの?」
「今夜は帰りたくない
だめ?」
「駄目だ、ほらっ立て」
「帰っても・・・
ソラ、いないもん」