Rose of blood
「ラキは優しいね」

「本当の事ですもの」



私にとってラキは友達であり姉のような存在。


女官長がラキを選んでくれて本当に良かった。



「ラキのお陰で胸のモヤモヤが少し楽になった。ありがと」

「とんでもないです。私でよければいつでもお話を聞きますので、お一人で抱え込まないで下さいね」

「うん」



一人っ子だからか一人で考えることに慣れていて、今まで誰かに相談するなんて考えたことなかった。


頼りすぎるのも良くないけど、一人で抱え込んで周りに心配かけるのも良くないよね。






< 112 / 534 >

この作品をシェア

pagetop