Rose of blood
ラキはふんわりと笑みを溢した。



「あの方はあまり感情を表に出されないので誤解されやすいのかもしれません。ですが、誰よりも部下思いでこの国をとても愛してらっしゃいます」

「そういえば騎士団の人たちからは信頼があつそうだったな」



心の底から好きなんだなって、ラキの穏やかな顔から伝わってくる。


エルグラムさんの話をしているときは本当に愛しそうな顔をしている。



「私に協力できそうなことがあればいつでも言ってね」

「あ、ありがとうございますっ」



顔を真っ赤にしながら微笑むラキは凄く可愛かった。






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