Rose of blood
写真に写っているローズさんを愛しそうに見ているジョシュさん。



『国が滅び、途方にくれていた俺をここに置いてくれたのはシエルだった。シエルは元々仲のいい友人でローズの婚約者でもあった』

「そう、だったんですね」



写真を見る限り親同士が決めた婚約ではなく、愛し合って決められた婚約だというのは一目瞭然だった。



「アマンダさんは……」

『彼女はローズが死んで国王様が選んだ婚約者だよ』

「アマンダさんは知ってるんですか?シエルとローズさんが愛し合って婚約していたこと……」






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