Rose of blood
『顔が真っ赤だ。そろそろ止めておかないと、俺の抑えがきかなくなりそうだ』

「ッッ!?」

『さぁ、ベッドに戻ろう』



私がベッドに入ると布団を綺麗にかけてくれた。


シエルはベッドの端に座り手を握ってくれる。



『瑠花、今度主催するパーティーに出席したい?』

「えっ!?色んな国の偉い人たちが来るパーティーだよね!?」

『あぁ』



私は元々出席するつもりもなかったし、そんな身分でもない。


ここでの自分の立場もちゃんと理解しているつもり。


だから初めから答えは決まってる。






< 168 / 534 >

この作品をシェア

pagetop