Rose of blood
目を覚ますと手を握ってくれていたシエルの姿はもうなかった。
ほんの少ししか会えなかったから夢でも見ていたような気分。
起きて布団を整えていると、腕に違和感を感じた。
昨日まで何もなかった筈の左腕に金色のブレスレットが付いていた。
一つだけ薔薇の飾りが付いている細めのブレスレット。
こんな事をするのは一人しかいない。
「シエル……」
私はいてもたってもいられなくて、急いで部屋を飛び出した。
ほんの少ししか会えなかったから夢でも見ていたような気分。
起きて布団を整えていると、腕に違和感を感じた。
昨日まで何もなかった筈の左腕に金色のブレスレットが付いていた。
一つだけ薔薇の飾りが付いている細めのブレスレット。
こんな事をするのは一人しかいない。
「シエル……」
私はいてもたってもいられなくて、急いで部屋を飛び出した。