Rose of blood
たとえ誰だろうと瑠花に触れる奴は許さない。


俺が怒っているのが分かったのか、警備の男は慌てて瑠花から手を離した。



「シエルッッ!!」



瑠花は俺の元へ走ってかけより、そのまま勢いよく抱きついてきた。


震える瑠花を抱き上げ執務室に入った。



『そんな格好でどうしたんだ!?まだパジャマじゃないか!!』

「ごめんなさい……嬉し過ぎて何も考えずに部屋を飛び出しちゃって……」



そう言って嬉しそうに笑いながら左腕を見せる瑠花。



「ありがとう……とっても嬉しかった!!」






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