Rose of blood
ローズを狙った者たちによってお城は襲われ、民も襲われた。
民はローズを怨んでいるに違いない。
ローズの存在は疫病神でしかないのだから、存在しないほうがいい。
お姫様なんて烏滸がましい。
『ただいま』
「お帰りなさい」
『寝てると思ってた』
「シエルの顔が見たくて頑張って睡魔と戦ってたの」
シエルの優しい香りに包まれそっと目を閉じた。
このままこの愛しい腕の中で消えてしまいたい。
『まだ眠い?』
「ううん、シエルの顔を見たら睡魔はどこかに吹っ飛んじゃったっ」
民はローズを怨んでいるに違いない。
ローズの存在は疫病神でしかないのだから、存在しないほうがいい。
お姫様なんて烏滸がましい。
『ただいま』
「お帰りなさい」
『寝てると思ってた』
「シエルの顔が見たくて頑張って睡魔と戦ってたの」
シエルの優しい香りに包まれそっと目を閉じた。
このままこの愛しい腕の中で消えてしまいたい。
『まだ眠い?』
「ううん、シエルの顔を見たら睡魔はどこかに吹っ飛んじゃったっ」