Rose of blood
今私は金髪で金の目をした、この世のものとは思えないほど美しい男の人に抱きしめられている。



『お前が勝手に書斎に倒れていたんだ。ただの人間がどうやってこの部屋まで来た?』

「ただの……人間?」

『あぁ』



この人何言ってるの?



「私も貴方もただの人間でしょ?」

『お前たち人間と一緒にするな。俺は純血のバンパイアだ』



は、い!?



「からかわないで!!バンパイアなんてただの空想の生き物じゃないッッ!!」





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