Rose of blood
シエルがシャワーを浴びている間私は起きて待っていた。


緊張してベッドに座っている。


生きてきた中で一番緊張しているかもしれない。


初めてだけど初めてじゃない……不思議な感覚。



『シャワー浴び終わるの待っていてくれたのか!?』

「うん」



黒のバスローブに身を包み、髪の毛からは水が滴り落ちている。


緩く着ている為引き締まった胸板が見え、洋服を着ている時よりも色気が増し妖艶だ。



『ボーッとしてどうしたんだ?』

「……あまりにも綺麗だから」






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