Rose of blood
*****
目を覚ますと隣に寝ているはずの瑠花がいなかった。
『……瑠花?』
先に起きて食事でもしているのかと思い部屋に行ってみたが瑠花の姿はない。
嫌な予感がして全ての部屋を急いで探したがどこにも瑠花の姿は無かった。
もう一度寝室に戻りいないと分かっているベッドに手を置いた。
瑠花ッッ!!
一体どこに……。
ふと横を見ると、枕とベッドの間に封筒が挟まっていた。
自然と封筒を掴む手が震える。
封筒には“シエルへ”と書かれていた。
この覚えたてで子供のような文字は確かに瑠花の筆跡だ……。
目を覚ますと隣に寝ているはずの瑠花がいなかった。
『……瑠花?』
先に起きて食事でもしているのかと思い部屋に行ってみたが瑠花の姿はない。
嫌な予感がして全ての部屋を急いで探したがどこにも瑠花の姿は無かった。
もう一度寝室に戻りいないと分かっているベッドに手を置いた。
瑠花ッッ!!
一体どこに……。
ふと横を見ると、枕とベッドの間に封筒が挟まっていた。
自然と封筒を掴む手が震える。
封筒には“シエルへ”と書かれていた。
この覚えたてで子供のような文字は確かに瑠花の筆跡だ……。