Rose of blood
ここで暮らし始めてだいぶ経った。


外の様子はラキが教えてくれる。


ラキも以前の様に元気と明るさを取り戻してくれた。


今日はハーブティーとチョコチップがのったカップケーキを持ってきてくれた。



「チョコレートだっ!!大好きなのっ」

「そうなんですか?では今度はホットチョコレートを作って参りますね」

「本当に!?楽しみにしてるね」



じっと私の顔を見るラキ。


私は首を傾げた。



「どうしたの?」

「いえ……少し顔色がよくないようですが、お体の具合がよくないのではありませんか?」






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