Rose of blood
私は怠い体を起こしベッドに座るような体勢をとった。



「体が温まるようなハーブティーを煎れてくれない?」

「はいっ!!」



笑ってお願いすると、ラキは嬉しそうにお茶の用意をしてくれた。



「お待たせ致しました。どうぞ」

「ありがとう」



ベッドの上に腰かけたままハーブティーを受け取った。


ティーカップを口元に運んだ。


ハーブティーの匂いをかいだ瞬間急に吐き気に襲われ私はカップを落としてしまった。



「ローズ様ッッ!!お怪我はございませんか!?」






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